怒りは出し入れ可能な「道具」

名古屋の理学療法士・ふっくんです。

 

アドラー心理学について書かれた「嫌われる勇気」を読書中です。

その中の一文に標題の

ー怒りは出し入れ可能な「道具」ー

という言葉がありました。

 

本文中では

子供に対して怒っていたところ、先生から電話があり、

その電話には冷静に対応した後、また、子供を怒った。

というエピソードで紹介されていました。

 

怒りは感情であるが、表に出せば行為。

その行為は自分自身で選択して、

何らかの目的

(相手の非を責める・自分の正しさを誇示・相手を屈服させる・

 支配する・優越感を感じるなど)

のために行われるというのです。

 

以前に読んだ7つの習慣でも

刺激-反応という反射的に過ごすのではなく、

刺激-選択-反応という自分が主体的に行為を決めていくのが

理性であり、人間の本質であるといった旨の内容を学びました。

 

そんな学びがあった最近のできごと。

すごく怒れる事態に遭遇してしまいました。

 

ここは学びを活かす場面だ!!!

 

深呼吸して怒りを抑え、反応を選択します。

 

結果!!!

はい、怒ってしまいました。。。

 

さすがに怒鳴り散らしたりはしないのですが、

相手方の会社のシステムについてや、過去の担当者の対応など

今回対応に当たって下さった方には何の落ち度もないのですが、

不満を感じている旨を申し上げ、愚痴ってしまいました。

 

まだまだ精進が足りません。反省。

 

そんな対応をしてしまった自分にも怒れてしまい、落ち込んでいる次第です。

 

やはり怒るのは気持ちの良いものではありません。

もっとアサーティブ(相手の意見を尊重しつつ、自分の意見を率直に伝える)に

対応できるようになりたいものです。

 

さて、逆の立場で考えますと

働いている中で

クレームや怒りをぶつけられることもあると思います。

(幸い、周りのみなさまに恵まれて滅多に経験することはないですが・・・)

 

そんな時、

怒りを感じた今回のお客側の立場を思い出すと、

・相手にも言いたくなる事情がある

・クレームに至る前段階での不満・対応への不信感がある

・こちらの改善・成長を思って伝えてくれているのかもしれない

など

事前に防ぐ方法や受け止め方など、考えさせられることの多いできごとでありました。

 

日々、真摯に、親切に、丁寧に、寄り添った対応を

心がけてまいります。

 

今後ともよろしくお願いいたします。