自分のできることに集中

名古屋の理学療法士・ふっくんです。

 

「7つの習慣」を読み終え、

読んでいる中でアドラー心理学との共通点を多く感じました。

そこで次は以前読んだ「嫌われる勇気」を再読し始めました。

 

感じた共通点として、

・自分の人生には自分で責任をもつこと

・物事を受け取るのは自分であり、それをどう解釈するかも自分次第

・自分ができることに集中すること

などが浮かびました。

 

リハビリの場面では患者さんから

・痛みやしびれは治りますか?なくなりますか?

・以前のように歩けますか

などと質問を受けます。

 

慢性疼痛はさまざまな要因が絡みますし、

神経障害の後遺症もあります。

この痛みはなくなりそうだと予測を立てても

昨今の風潮としては、はっきりと明言することは憚られます。

身体機能や動作能力の回復についても同じです。

 

それらは未来の結果であって確実にこうだとは言えないと考えます。

しかし、

患者さん自身が運動することは、改善している未来にとって必要なことであり、

・体力をつけるために散歩をする・活動量を上げる、

・柔軟性を改善するためにストレッチをする、

・頑張りやすい筋肉を緩めるために、リラックスしたり、

・弱い筋肉を鍛えるために、筋力強化をする、

・不安や心配を減らすように前向きな面に目を向ける。など

 

これらの行動や考え方は患者さん自身が自分で

選択して確実に選べることです。

 

先のわからないこと、自分ではどうしようもできないことに目を向けるより

自分ができることをしっかりやること、

自分自身にも、患者さんにも

そのような視点が大切だと感じた1日でした。