読書シェア「嫌われる勇気」:過去も含めて自己受容し、今を生きる
名古屋の理学療法士・ふっくんです。
今回は最近の読書本・「嫌われる勇気」からの学びです。
本の内容をざっくり言いますと
自分に自信が持てず、人生に幸せを感じられない悩める青年と
ある哲学者の対話により
青年とともにアドラー心理学の教えを学んでいくというお話です。
先日ご紹介した「7つの習慣」もアドラー心理学から多くの影響を受けているとのことです。
実際、多く共通する点を感じ、読んでいて面白かったです。
以下、私的理解。
(間違いがあるかもしれませんので要確認でお願いします。)
アドラー心理学ではトラウマを明確に否定し、
過去の経験や環境により左右されて、現在がある。(原因論)
過去の状況のせいで今現在の物事が上手くいっていないという考えを人生の嘘と呼び、否定しました。
ex)両親の学歴が低い・貧乏だから自分も勉強ができない
アドラー心理学では目的論の立場を取り、
勉強ができない方が実は自分にとって都合がよく、
そのための言い訳として親の学歴が低い・貧乏だという事実を持ち出していると捉えます。
そのような言い訳があったほうが努力せずに都合がよいからです。
もっと言えば親が優秀であれば、貧乏でなければ、自分は本当は優秀なんだという可能性を残しておきたいのです。
例えとは異なりますが思い当たることがありすぎてギクリとしました。
別の視点から
親の学歴が低く、貧乏であったからこそ頑張ることが出来たという人もいるでしょう。
そのように、過去は現在からの解釈でいかように意味づけができるものです。
成功者は辛かった過去の経験があったからこそ成功できたと解釈する。意味づけする。
そうでないものは辛かったあの経験がなければ自分は成功できたと可能性に生きる。言い訳に使う。
そういった話から始まります。
哲学者は過去はどうでもいい。
大切なのは今からどうするかが大事だと説きます。
また自分がどうあるかが重要だと説きます。
そのなかで
自己受容という話が出てきます。
他人比較し羨み、あの人のようになりたいというところからは何もはじまらない。他人と環境やステイタス・人生の交換はできない。
大事なのは交換ではなく更新。
今の自分を認め、よりよい自分になるよう行動する。
自己受容し、他者を信頼し、他者へ貢献する。
自己受容がないと他者承認を求め、
他者の望む人生を辿りかねない。
他者の希望や要望は他者の課題と分離し、
自立し、どう生きるか、どうあるかを選択する。
いつだって今から幸せになれると説いています。
非常に厳しい部分もありますが、勇気ももらいます。
本日はここまで。
もっとお話させていただきたいなぁとも思う内容でした。
興味がある方いらっしゃれば一緒に学びましょう。
コメントくださるとうれしいです。
今後ともよろしくお願い致します。